2019年06月02日

サツマイモ再び

団地の庭に空きスペースができたので,誰かにもらってもらえるものをと思って,2年ぶりにサツマイモを植えてみました。北海道のサツマイモは粘土と糖度が高く,本州で作るのとは違った質感,食感となります。
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はるばる宮崎から届いたシルクスクートのつる苗50本。サツマイモに関しては,種苗店でもほとんど予約販売なのでインターネットで頼みました。インターネットでも注文から数週間待ちというところが多いですが,こちらの苗屋さんは,即日で切り立てのつるを届けてくださいました。
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インターネットで調べると,サツマイモのつるは1週間ほど水につけて,発根させてから植えるとよいと書いてあるものが多いですが,今回箱に入っていた説明書によると「切り口を水に絶対につけないでください」とありました。植え付けてから枯れる原因になるそうです。たしかに一昨年は10本植えて,2本枯れました。
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「植え付けは到着後2日以内がおすすめです」とのことで,昨日届いた苗を今日の夕方植え付けました。
土地が空いたからと言ってイモだけ作るのでは貧しいので,周りはこれから花で固めていきます。
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地温は18℃必要といわれ,平年だと旭川ではあらかじめマルチを張って6/10頃まで待つ必要がありますが,今年は既に先週気温が35℃まで上がっており,マルチは張りたてですが地温は申し分ありません。健やかに無事収穫の秋を迎えられることを願います。

なお,最初に道産シルクスイートの素晴らしさを教えてくれた留萌市の野崎種苗園ですが,2017年12月で閉店したそうです。結局その時一度しか訪れることしかできませんでしたが,大変お世話になりました。
posted by onitoge at 22:27| Comment(0) | 日記

2019年05月27日

葉物収穫

北海道は真夏のような日々が続いていますが,4月14日に播種した葉物野菜も収穫できるくらいに育ってきました。
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以前は花壇が踏まれることがあって,春一番で花壇の縁を強い花で固める必要があったのですが,近年はそういうこともなくなったので,今年は花壇のいちばん手前の列を葉物野菜にしてみました。
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昨年から始めたペーパーポット育苗。播種後約2週間,室内,ベランダで育苗して4月30日,花壇に株間5cmで定植しました。ペーパーポットは種類を違えて一定の株間で植えるなどの場合は圧倒的に楽ですが,どうしても定植まで徒長気味となり活着に余計な時間もかかるので,直播きと比べて成長が良いかというと微妙です。
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種は数年持ちますので,3,4年分のストックからいろいろ織り交ぜて播きました。1種類約10株で144株。収穫期間は1か月程と思いますので1人分としては十分です。

玄米やソバ中心の食生活をしていれば野菜はあえて食べなくても健康上問題ないはずですが,今日はどれにしようかと毎日庭から野菜を取って食べられるのは,殺伐とした暮らしに彩りを与えてくれるように思います。
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2019年05月26日

夏の鬼峠

先週,5月18日のこととなりますが,念願の雪のない時期の鬼峠(2代目)越えが実現しました。

林道開通によって,鬼峠が使われなくなって1年余りの1961年秋,占冠村史執筆のための取材で鬼峠を越えようとした岸本翠月氏が
「筆者は単身ここを通ってニニウに越し、ニニウの人々の六十余年の苦心のあとを実際にふんで見たいという念願をすてなかったが『悪いことは言わぬ、熊が出るからやめろ』といってとめられてしまった」書いています。
それから58年,現在の状態がどうなっているのか誰もわからない状況でした。

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3月に行われた占冠村ヒグマミーティングの実行委員長さん,事務局の方にも同行をお願いし,5名で車道が通じている峠頂上からスタート。いきなり肩まであるササやぶに,これがずっと続くのかと一同さすがに驚きましたが,そんなはずはなく,入り口が若干ずれていただけでした。
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ほどなく,はっきりとわかる道に出ました。感動です。
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馬車が走り込んで深く掘れたような道が続きます。
妙にいい道になったかと思うと,それは後年作られた作業道で,よく探すとその傍らに,古い道型がひっそりと残っていたというような場所が,何か所かありました。
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ほぼで一定勾配で下り,谷間に出たところで最後の渡渉。水の深さを心配していましたが,短靴で問題なく渡れました。

途中何か所か崩落がありましたが,基本的にはいい状態で道型が残っていました。馬車道がそのままの姿で残っているのは貴重だと思います。これに,人の道である初代鬼峠と組み合わせると,素晴らしい古道トレッキングコースができそうです。問題は熊です。
道自体はあと50年くらいははっきりと道とわかる形で残りそうなくらいしっかりしていましたので,その間に何らかの技術的解決がなされ,熊がいても安心して歩ける時代が来ることを願っています。
posted by onitoge at 20:52| Comment(0) | 日記