2019年05月06日

殿様街道

ゴールデンウィーク後半は道南・福島町の殿様街道と,津軽半島を先端付近で横断する算用師峠を歩いてきました。
まずは,5月3日,第27回殿様街道ウォークへの参加です。
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松前から箱館に至る陸路が車道化されることなく山道として残っている区間で,菅江真澄,伊能忠敬,松浦武四郎など,江戸時代に北海道を訪れた人たちはみんなここを通っているという道です。
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現在は年2回のイベントでの通行に限定されているようですが,しっかりとした道で,何百年にわたり相当歩き込まれていた道であることがわかります。途中には廃止された松前線のトンネル跡や橋梁跡もありました。
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古道歩きのイベントととしては,道内でも最も回を重ねているものと思われ,2000年から実施されています。定員は50名でしたが,関係者を含めると100名近い参加があったようです。福島町の鳴海町長や渡島総合振興局長などそうそうたる人たちも参加しており驚きました。
主催メンバーの何人かは江戸時代の扮装をしていました。古道歩きのイベントといっても歴史に興味のある人は限られるので,正直バスツアーのような通り一遍のガイドを予想していたのですが,まったく予想に反して本格的な歴史解説でした。お話を伺いますと,この地の郷土史研究家として余計なことは話さずこの場所に関わりのあることしか説明しないようにしているとのことでした。そうでなければイベントも続かないし,だからこそ回を重ねるごとに新しい発見があるとのことでした。
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街道歩きが終わった後は,千軒小中学校跡の「あづま〜る」で,千軒そばをご馳走になり,松前神楽を鑑賞。松前神楽も昨年の国の重要無形民俗文化財指定で勢いづいています。この松前神楽がまた観光ツアー的なものではなく,地元の人でもめったに見ることがないという「翁舞」を含め,福島大神宮の宮司さん直々の解説で5演目が披露されました。福島町はこれまで縁もありませんでしたが,昨年の福島大神宮例大祭で四ヶ散米行列を見たところだったので,何か親しみを持って見ることができました。福島独特のものだという「ヨウソロー」という掛け声も生で体験できました。
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終了時間が1時間以上おしましたが15時18分千軒発の木古内行きバスに間に合い,北海道最古の温泉「知内温泉」で入浴できました。
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木古内で食事をして,新幹線で奥津軽いまべつ駅へ。新幹線ができてからこのあたりに来るのは便利になり,年に2回ペースぐらいで木古内には来ています。ここから先は2年前のゴールデンウィーンとほぼ同じ行程で,奥津軽いまべつ駅〜津軽中里駅間のバス「あらま号」と津軽鉄道を乗り継ぎ,五所川原の宿に向かいます。
奥津軽いまべつ駅ができたことで,西津軽,奥津軽方面が非常に行きやすくなりました。
盲腸線だった津軽鉄道も,「あらま号」で新幹線とつながったことで今では幹線の一部として本来の交通機関の役割を担っています。しかし,運行開始から3年がたって,奥津軽いまべつ駅と各地を結ぶバスは死に体で走り続けているような気がしないでもありません。地元でもかなり頑張ってPRしているようですが,もっと多くの人に訪れてほしいところです。
posted by onitoge at 18:16| Comment(0) | 日記

2019年05月02日

猿留山道

続いて4月29日は黄金道路の難所を避けて山越えする,猿留山道を歩きました。
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えりも駅から広尾行きのJRバスに乗車,7:34歌別バス停で下車。ここが,猿留山道の本来の西口となります。山道といってもここから6kmほど舗装道路を歩きます。写真の看板は肉牛牧場入口にあったもの。
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さらに,襟裳肉牛牧場の管理道路を延々8kmほど歩きます。視界を遮るものはなく,襟裳岬も良く見えました。
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本来の山道として残るのは10kmほど。途中,はしごがかかっている箇所が何か所かありましたが,様似山道のように足場の悪い箇所やロープを伝って歩くような場所もなく,大変歩きやすい道でした。
ただ,様似山道ではGPSを見ていたというのもありますが,一度も道を外すことがありませんでしたが,猿留山道では2度道を外しました。1か所はうっかり,もう1か所は倒木が原因と思われます。ただ,本来のルートには頻繁に目印がついていますので,目印が視界からなくなることでルートを外れたことはわかります。あと難所としてはガロウ川が本来の場所では足元を濡らさずに渡るのが困難で,渡りやすい場所を上流側に少し探す必要がありました。
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最高所の沼見峠からは豊似湖が望めました。家族連れの楽しそうな声が山にこだまして聞こえてきます。
鹿も何十頭と見ました。ナキウサギもいるらしいです。
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終点の目黒集落では旧目黒小学校が「森と湖の里ふれあい館」として,食事処になっていました。歌別から目黒まで約32km,7時間半を要しました。
帰りは日勝目黒バス停15:22発の広尾行きに乗車,帯広回りで帰ってきました。
猿留山道は全般に歩きやすい道でしたが,めったに歩く人がいないようで単独で歩くのはやはり不安があります。1日に1人でも山道を往来する人がいればもっと安心して歩けるようになると思うのですが,この先そういう時代は来るでしょうか。
posted by onitoge at 12:59| Comment(0) | 日記

様似山道

いま時期は苗ものの管理があるため,2日間くらいしか家を空けられませんが,ゴールデンウィークの出だしに様似山道と猿留山道を歩いてきました。両山道とも,18世紀末に幕府により開削され,昨年国の史跡に指定されています。
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初日は様似山道を歩きました。えりもの旅館に前泊して,ちょうど開催されていた「うに祭り」と郷土資料館ほろいずみを見学した後,JRバスで幌満バス停に11:31着。ここから日高耶馬渓の難所を回避する山道に入ります。
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山道の半分くらいは苔むした電柱を見ながらの心地よい地道でしたが,前半は道なき道の沢登りとロープを伝って歩くような谷越えがありました。ただ点々と木に印がつけてあり,迷うことなく進めます。途中3名の方に会いました。
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日高耶馬渓の展望。山道にはお地蔵様,宿場跡などが残り,距離も約8kmとほどほど,途中昆布干場付近で一部舗装されている区間を除くとほぼ全線が地道であり,大変魅力的な古道でした。
東口の入林届出所を12時ちょうどに出発,西口の入林届出所に15:10着。
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さらにアポイ山麓自然公園まで4kmほど歩いて,アポイ岳ジオパークビジターセンターを見学,アポイ山荘で食事をして入浴し,18:28発のJRバスでえりもに戻りました。
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JRバスのえりも駅は隣にセブンイレブンができていました。2016年10月にオープンしたそうです。この影響もあってか,本町唯一の地場スーパー「サンマート」が昨年6月に閉店,岬地区のスーパー「マルチュウ鈴木商店」も今月いっぱいで閉店とのとこです。
以前の職場でえりもに現場があったため,えりもは何度か泊りの出張で来たことがありました。今回は11年ぶりのえりも。当時はいつも同じ旅館に泊まっていましたが,今回泊まった2軒の旅館は初めてでしたが,いずれもちゃんとした旅館でした。旅館がいくつもあってそれぞれが元気な町というのは頼もしいです。
posted by onitoge at 12:18| Comment(0) | 日記