2019年02月10日

鹿と鬼

1週間前のこと、苫小牧市美術博物館で開催中の「美々鹿肉缶詰工場展 よみがえるまぼろしの工場」を見学してきました。
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缶詰工場は北海道の歴史の本などにはたびたび出てきて気になる存在でしたが、工場ができた次の年には大雪で鹿が激減し、稼働したのはわずかの期間だったため、実態はわかっていないことが多いようです。
それでも缶詰のラベルは美しく、当時は高級品だったのでしょうが、外国人からの評判も良かったようです。
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缶詰工場を閉鎖に追い込んだ豪雪によるエゾシカの大量死から今年で140年。いまでは道内各地で鹿肉の缶詰がつくられ、庶民でも手に入るようになりました。ありがいことです。
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苫小牧に行った足で、歌志内のなまはげ祭りを見てきました。室蘭本線から、岩見沢、砂川、上砂川と通って歌志内に向かうと、まるで時間を旅行しているような感覚となりました。
なまはげはなぜわざわざ子供を泣かせるのだろうかと、私自身子供のころから嫌なものだと思っていましたが、祭りでは子供にまっすぐ育ってもらいたいという思いとともに、無病息災、家内安全への純粋な祈りが感じられ、昨今の醒め切った世情の中で心洗われる思いがしました。
posted by onitoge at 17:32| Comment(0) | 日記

2019年01月20日

ベゴニアの種

冬はまだもう少し深まりますが、ベゴニアやパンジーはもう種を播かなければなりません。
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おなじみ士別市の大友種苗園。「うちのお客さんは1月に種をまく人が多いんです」とおっしゃっていましたが、いま時期種を播く人はやはりそれなりに熱心な人たちですので、種屋さんに行くといろいろなお話をしてくださいます。
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道外の種屋さんもだいぶん行きましたが、野菜の種を数多く置いている店はあっても、花の種を北海道の種屋さんほど置いてある店をまだ見たことがありません。種屋さん曰く、北海道は種から花を育てる人が多いのではとのこと。種から花を育てられるというのは、生活の豊かさの一つの指標のようなものですから、大事にしたいことです。
しかし、昨年あたりから大手の種苗業者が絵袋(アマチュア向け小袋)を大幅に廃止しているそうです。
写真右上のアゲラタム・ブルーハワイも絵袋が廃止とのこと。アゲラタム・ブルーハワイといえば、北海道の庭の定番中の定番です。こちらの種屋さんでは、いろいろ新品種が出ても何十年と扱ってきたこの品種がいちばんよいからと業務用を小分けにして販売を続けるとのことですが、一般の店頭から消えるのは深刻な事態です。
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ベゴニアも単色の絵袋はほとんどなくなったようですが、旭川近辺ではまだ個人の需要もあるようで、大き目の種苗店では業務用を小分けして色別に単色で売っています。
ベゴニアの種もかつては写真にあるような斑入りのセンパフローレンス・カラークイーンなど、美しい品種が数多く小売りされていました。種はまだ残っているのですが、25年前のものなのでまず発芽しないでしょう。
種を守るためには、まず種から育てる人が増えること。ベゴニアは種から育てる花の中でも醍醐味を味わえますので、これから始めてみませんか。
posted by onitoge at 18:32| Comment(0) | 日記

お七夜参詣

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1週間前になりますが、高田本山専修寺の報恩講「お七夜」に参詣してきました。専修寺は一度除夜の鐘をつきに行ったことがありますが、昼間訪ねるのは初めてです。
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真宗高田派のお寺とともに北海道に入殖しているので、菩提寺の本山ということになります。一昨年に国宝に指定されて、観光的にも訪れる人が増えているようです。
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初めてのお七夜で、どう過ごせばよいのかわかりませんでしたが、精進料理の「お非時」をいただいたり、庭園を見学したりで、ほぼ丸一日滞在しました。一日3回勤行があり、自由に参加できるのですが、昼、夜と参加しお説教も2回聞くことで改めて真宗の教えの理解を深めることができました。
上富良野の高田幼稚園に学び、何度となく法話を聞きながらも、教義を改めて知る機会はなく、真宗にはお守りやお札がないことも今さらながらに知りましたが、思いのほかその思想は身に沁み込んでいるように思いました。
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寺内町では、出店もあって多くの人で賑わっていました。
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現在、ただ一社伊勢木綿を作っている臼井織布も専修寺の寺内町にあります。明治の人たちが来ていた着物を知っていると、いまの着物の生地で良いと思えるものはあまりありませんが、伊勢木綿は色も風合いも素晴らしく、今後着物をあつらえる機会があれば伊勢木綿で作りたいなと思っています。
posted by onitoge at 17:45| Comment(0) | 日記