2013年12月22日

北電の検針票からわかること

北海道では12月9日から2010年度比6%以上を目標とする節電期間に入っています。
家庭で消費している電力は,道内全体の消費電力の約30%を占めていますから,日々の暮らしの節電も大切なことです。ただ家の中でも,何に電気を使っているのかを知っておかないといけません。

と言いつつ,自分の家の実態を調べたことがなかったので,検針票からデータを整理してみました。
いま住んでいるところは,オール電化で,北電の「ドリーム8」という契約をしています。これは7時〜23時を昼間,23時〜7時を夜間として2つの料金区分で算定されるものです。
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まず,3年度分の使用電力量をグラフにしてみました。暖房は蓄熱暖房機,給湯は電気温水器のため,給湯・暖房はすべて夜間電力に含まれます。
2階建て8戸の階段室型共同住宅の2階中間住戸に住んでいるのですが,2010年度は下階が空室,2011年度は空室なし,2012年度は隣接住戸が空室だったので,電気代に差が出るかと思ったのですが,意外と差がありませんでした。

ここで,使用電力量を「暖房」「給湯」「照明・家電ほか」に分離してみます。
2.gif
まず,昼間の電力はすべて「照明・家電ほか」になります。
次に,夜間の「照明・家電ほか」は昼間の40%として,夜間の使用電力量から差し引きます(各月同じ値とします)。
暖房を行っていない6〜10月は,差し引いた残りの夜間使用電力量が「給湯」分となります。
お湯の使用量は年間を通じて一定とすれば(この仮定が成り立つかは暮らし方によりますが,私の場合はかなり一定だと思います),給湯の消費電力は,お湯の設定温度と水道の給水温度の差にほぼ比例します。
ここで給水温度は「ソーラーシステム標準気象データ及び給水温度(ソーラーシステム振興協会)」の旭川のデータを用います。
そして残ったものが「暖房」分となります。

ただし,今住んでいるところは,階段室で予熱した空気を各住戸に供給するという特殊な形式をとっているので,この分を足さないといけません。以前自治会の会計をやっていたときの検針票から,共用部分の暖房分を戸数の8で割ったものが,グラフの「暖房共用」の部分です。
やっぱり暖房が大きいですが,北海道の住宅はたいていこのような感じだと思います。

3.gif
年間の消費エネルギーを道内の平均と比べてみます。比較対象は「2009家庭用エネルギーハンドブック( 省エネルギーセンター)」による2005年のデータです。
暖房(共用分を含んでいます)は約半分,給湯が意外と多かったです。照明・家電ほかには調理も入っているわけですが,この部分は家電がパソコン以外にほとんどないこともあって,かなり少なかったです。
2005年の道内の平均世帯人員は2.2人ですから,1人当たりとしてみると,だいたい平均的なエネルギー消費量と言えそうです。
ただ,グラフで「二次エネルギー消費量」としているのが,やっかいなところでありまして,オール電化なので,発電所で燃やしている化石燃料の量にさかのぼって考えると,家で石油やガスを燃やして暖房や給湯に使っている家と比べると,おそらく2倍以上のエネルギーを消費していることになります。
米を炊くのがどうこう言っている場合ではなくて,暖房を何とかしなければならないですね。
節電要請に関しては,ピークの夕方に使っている電気がほとんどありませんから,直接的な貢献の余地はあまりないのですが。
posted by onitoge at 23:42| Comment(0) | 日記
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