2013年11月17日

玄米1合炊くエネルギー

今年も節電の冬がやってきますが,やみくもに節電するのではなく,何にどれだけエネルギーを使うのかを知ることが大事だと思っています。
食べるものもそうです。暖房炊いて作ったハウスのトマトや,輸入飼料で育てた家畜が悪いと言われますが,それをどう食べるかで使うエネルギーはまた全然変わってきます。農作物は生産者の手を離れてから我々の口に入るまで,流通や加工,調理に,生産に要するエネルギーの2倍のエネルギーを使っているという話もあります。ですが,きちんと調べたものはないと思いますので,これから一つずつ調べていこうと思っています。

P1080693.JPG
手始めに,クッキングヒーターに電力量計をつけてみました。
P1080695.JPG
これで,調理で消費する電力(W)や電力量(Wh)が一目瞭然です。ちなみに,この機械は職場にたくさんあるのですが,これは自分で買ったものです。
P1080697.JPG
まずは玄米1合を炊くのにいくら消費するのか測ってみました。

220Whでした。

石油に換算するとどのくらいでしょうか。いま電気のほとんどは発電所で石油や石炭を燃やして作られているので,家庭に220Whの電気を届けるのに発電所でどれだけの燃料を燃やしているかという比べ方をするのが正当ですよね。
この計算に必要な換算係数は省エネ法施行規則で決まっていて,9760J/Whですから,まずJに変換すると,
220(Wh)×9760(J/Wh)=2147200J
灯油の発熱量は36.7MJ/Lですから,
2147200(J)÷(36.7×10^6(J/L))=0.059L
ガソリンの場合は34.6MJ/Lで,
2147200(J)÷(34.6×10^6(J/L))=0.062L

だいたい石油がヤクルト1本分ということです。

これを自動車の燃費と比較してみようということでガソリン自動車の燃費を20km/Lとすると,
0.062(L)×20(km/L)=1.2km
です。

電気自動車の場合は,たとえば三菱のi-MiEVだと,JC08モードの交流電力量消費率が110Wh/kmとあります。充電効率を0.95とすれば,
220(Wh)÷110(Wh/km)×0.95=1.9km
ということで,いずれにしても玄米1合炊くのと自動車1〜2km走らすのががだいたい同じエネルギー消費量ということがわかりましたが,どう思われましたでしょうか。
私としては,自動車が1〜2km走れてしまうということで,意外と米を炊くにもエネルギーを使うのだなと思いました。

今度は白米を炊いて玄米と比べてみようと思います。
posted by onitoge at 23:17| Comment(0) | 日記
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