ただ,以前母からもらって,ずっと大切に使っているものはあります。
この液体ワイドハイターもその一つ。大学進学時に買って持たせてくれたものですので,もう18年以上たちます。漂白剤などそんに使うものではありませんから,まだしばらくは使えそうです。
今はなき,スーパー「かくはた」で購入したもののようです。芦別市に本店があるかくはたは,地域からの信頼もあって,いい仕事をしていた店だったように思いますが,1997年の拓銀破綻によってラルズに身売りされたといわれています。
その角幡商店のご子息が,探検家として活躍されている角幡唯介さんなのですが,買ってからしばらく温めていた「探検家,36歳の憂鬱」を読んでみたところ,非常に面白かったです。それで,「空白の五マイル」も買って一気に読んでしまいました。探検家というのは苦手なのですが,「探検家,36歳の憂鬱」のほうを先に読んでよかったです。
同世代でかつ同郷の人というのは,そうでない人にはまずわかってもらえない部分でつながっていると思います。本を読んで,同じ時代で戦ってきた,戦友のような共感を覚えたのは,滝川出身の雨宮処凛氏以来でした。