2012年12月15日

白い森黒い森オープニングパフォーマンス

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ここのところ不景気のせいか,道内の美術館ではめぼしい企画展がありませんが,今日から滝川市の美術自然史館で始まった「白い森黒い森」は,何か今までと違うぞと思わせるものがあり,さっそく行ってきました。
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14時から墨絵師の杉吉貢氏と舞踏家の東海林靖志氏によるオープニングパフォーマンスがあり,15時からはギャラリートークが行われました。これは予想以上にすごく,やはり見に行って良かったと思いました。
何と説明してよいのかわかりませんが,いま地方では,古いしがらみと現代社会の狭間で,アートの世界でも「きれい」「上手だ」「かわいい」の粋を出ることができない状況があり,そこに地方での生きづらさを感じるのですが,今日のパフォーマンスは,本当はみんな持っているはずなのに,だれも見せてくれない闇の部分が見事に表現されているように感じました。
杉吉さんがトークでおっしゃっていた,「大事なのは生きることに執着すること。豊かに生きることではない」という言葉も刺激的でした。
これから1月にかけて,ほぼ毎週パフォーマンスがあり,いずれも濃い内容のようです。

滝川の美術自然史館に入館したのは15年ぶりでした。途中にあった松尾ジンギスカンの本店が,半分回転ずし屋になっていたのを見て,時代の流れを感じました。
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国道沿いの北洋銀行と中川金物店は健在。
しかし,ここから駅に向けては驚くほど商店街が衰退しています。
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くにい,金市館,西友,りょーゆー,かくはた……,滝川と言って思い浮かべる店は,どれもいまありません。かろうじて,高林デパート・三番館が営業していました。道内の地方都市いえども,ここまで駅前が壊滅的な街はないのではないでしょうか。さびしいを通り越して,痛みを感じますが,我々の世代にとっての救いは,滝川出身の作家・雨宮処凛氏が,同時代の滝川を書き残してくれていることでしょうか。
posted by onitoge at 23:03| Comment(0) | 日記
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