1000haの森が必要ということですが,1000haといえば10km×1kmの広さで,かなりの面積です。
湯の沢温泉で消費しているという60000Lの重油は,マンションなどを含めた北海道の住宅の平均値のちょうど50倍に相当します。
ということは,一軒の家が暮らしていくためには,20haの森が必要ということ。薪炭専用の林であれば2ha。
暖房用のエネルギーは断熱など頑張れば半分にはできるでしょう。給湯用は太陽熱利用で半減できます。それでもどうしても1haは必要。化石燃料には頼れない,原発もダメ,太陽光発電も冬は期待できないとなると,結局森に頼るしかないのではないでしょうか。それにしては,この辺の量的な検討があまりにもずさんで,もう少し真剣に検討していく必要があるように思います。
写真は富良野塾の薪置場。