2020年01月26日

スターチス

今年も種まきを始めています。
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1月19日,ピートバンにベゴニアドラゴンウイング2色80粒,128穴セルトレーにパンジーパシオ3色播種。
本州では秋まきの草花が多いですが,北海道は大多数が春まきのため,1月に入ってから一気に種が揃います。
この時期,種屋さんに行きますと,待っていましたとばかりにお客さんが訪れ,種屋さんと長々とお話をされていく様子などを見ますと,春が近いことを実感します。

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正月,地元の大叔母に挨拶に行ったら,昨年実家の庭に植えていたスターチスの種はどこで買ったのかと聞かれました。丈が揃っていてとても良いと思ったそうです。調べてみると,写真の右側,福花園種苗から絵袋が出ていたスターチス・シニュアータ(アメリカンビューティー)という品種でした。残念ながら現在は廃番になっているようです。
この3年くらいで,花の種の小袋が激減しており,花壇づくりには使い勝手の悪い混色の種ばかりになってきています。スターチス(=リモニューム)は,切り花やドライフラワーには欠かせない花ですが,そうした人気の花ですら,いまは混色の袋がわずかに残るのみです。
切り花で生計を立てている人もいますから,いい種は素人に売らない,種屋さんも種を売るよりは,苗にして売るほうが利益が出るというのもわかりますが,昔からあった種が手に入らなくなるというのは寂しいことです。
それでも,小袋がなくなった品種は,業務用の大袋を小分けにするなど何とかしてラインナップを維持しようと頑張っている種屋さんもあります。

思い立って,種屋さんのページを作りました。
http://www.onitoge.org/tane/index.html
種屋さんほど地域性に富むお店というのもあまりないと思いますので,新たな種との出会いを求めて,種屋さんを巡ってみてはいかがでしょうか。
※Internet Explorerでは地図が表示されませんので,違うブラウザで見ることをお勧めします。
posted by onitoge at 20:37| Comment(0) | 日記
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