2017年10月14日

英語力

今日は北海道大学名和総長の講演会「世界的課題解決に貢献する国立大学の使命〜北海道大学の挑戦〜」を聞いてきました。
名和先生は出身学科の先生なのでなじみがありますが,こういう大きなテーマでの話を聞くのは初めてでした。
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講演の後,熱心な学生さんとの質疑応答がありましたが,20年程前に,同じく工学部長から総長になられた当時の丹保総長が,今日のような講演会でやはり学生とやりとりしていたのを思い出し,その内容に時代の流れを感じました。
あのとき丹保先生は学生に対して素養の大切さを訴えていたのが印象に残っていますが,今日の名和先生は,英語力の向上,特に若い先生方に英語力を求めたいと強調していました。

いまは内向きの時代ですから,とにもかくにも留学して英語を身につけよと叱咤しなければならないのはわかるのですが,日本語も英語もできる人ばかりの世界というのは,おもしろくない世界になるように思います。
コンピュータが,コンピュータができる人ばかりに扱われていた時代,コンピュータの世界は実におもしろくない世界でした。それが,20年程前,コンピュータができない人もコンピュータの世界に入ってきたとき,インターネットの中がとても魅力的になったのを思い出します。
人間の能力には限界がありますから,英語ができて,論文を書くことに長けた先生ばかりを集めていては,結局全体としてたいした研究はできないのではないかと危惧します。何でもできる先生もいるでしょうが,やはり数としては少ないのではないでしょうか。

AIによって言語の障壁がなくなる時代が目前に迫っている中で,なにをすべきかという議論がもっとあっていいように思います。
posted by onitoge at 22:44| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
英語力はもとは国際交流とかで大事な言語と言われていたように感じます。最近だとGoogleの翻訳のサイトも出てきているからか外国語を日本語に翻訳したり日本語をそれぞれの外国語に翻訳したり出来る便利な時代になってきているとつくづく感じさせてくれます。それでも少年少女の頃から英語を勉強しなくてはならないのは教育方針なのかなと感じますね。ルーマニアの人気歌手のアレクサンドラ・スタンが英語で歌を歌って世界中で大ヒットしているのは凄いなと感じますけど、自分がこれから英語をまた学んでも結局は外国の歌手の歌をカラオケで歌うくらいの趣味の世界になりそうに思えてしまいます。英語はイギリスやアメリカやカナダやオーストラリアやニュージーランドやドイツやオーストリアやオランダの人と交流するには良いのですが、フランスやロシアの人と交流するのに英語で話しかけたら全然通じなくて泣かされた思い出があります。むしろ自分はロシア語やフランス語も学べたらと感じますね。地理的な話ですが、ドイツやオランダは英語力が強いみたいですが、ドイツやオランダはアメリカに多数移民を送り出している国でまたドイツはオーストラリアにも多数移民を送り出している話をよく聞きます。アメリカはドイツ系が一番多い国でオーストラリアもドイツ系が多いのは有名です。英語はドイツ語を簡略化したような感じの言葉だと感じますね。
Posted by 高橋MAN at 2017年11月24日 15:24
最近,全国展開のドラッグストアや飲食店では,店員さんのかなりが外国人ですが,違う国の店員さんとお客さんどうしが,日本語で苦労してやり取りしているのを見ることもあります。
そのうちこうした店でも英語が当たり前になって,日本語では肩身の狭い思いをするということになりかねない気がします。
Posted by onitoge at 2017年12月03日 22:37
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