進学した旭川の高校が私服で,何も事情がわからなかった私は,母とこの店を訪れ,入学式に着るブレザー,当面の通学用の私服など一式揃えました。不安いっぱいな中で,店のご主人からいただいた暖かなアドバイス,いまも覚えております。閉店はさびしいですが,きれいな引き際を選ばれたのかもしれません。

中学入学時の学生服を買ったのは,上富良野のふじや呉服店でした。すでに数年前に閉店しています。通学路にあって,小学生のころから毎日のようにご主人から「制服買ってくれよ」と言われたのも懐かしく思いますが,先日そのご主人がお亡くなりになり,お葬式にも行ってきました。店は親から子へ,子から孫へと継がれるのが当たり前だと,私も中学生のころまで思ってきましたが,いま改めて店とともに歩まれたご主人の人生を思うと,深く考えさせられるものがあります。
中学で2着目の制服を買った,くにい上富良野店,大学入学時にブレザーを買ったマルカツ直営の紳士服売り場,社会人になって最初のスーツを買ったロビンソン百貨店の紳士服売り場,それぞれに,あえてその店を選んだ理由,そしていろいろな思い出があるのですが,どこもいまはなくなりました。本当にさびしいことです。
もう閉店していたのですね…
10代の頃、何度も買いに行ったんです。
その頃は、お姉さん2人がお店にいて
覚えてくれたりもしました。
ふと検索してみましたが
2016年まで営業されていたんですね。
私は30年以上前に行っていたので
本当に頑張っておられたのですね。