大多数のものはもう見ることがないだろうと思うのですが,中には必要なものがあるかもしれず,選別している時間もないので,とりあえず全部BDに移しました。
十数年前にVHSからDVDにダビングするのが流行りましたが,VHSはほとんど3倍モードで録画しており,後期のものは180分テープで1巻9時間あります。これをDVD1枚に入れると著しく画質が低下し,分けて入れるのは非常に手間のかかる作業でした。しかも,DVDよりもむしろVHSのほうが保存の信頼性が高いという話もあって,VHSのまま保管してきましたが,現在BDディスクが1枚100円を切っており,BDだとほぼ画質を落とさずに3倍モードのVHSを1枚のディスクに移せます。
VHSは場所もかなりとっていましたが,BDにすると200枚弱でこれだけ。録画の内容の記録には昔ながらの情報カードを使っています。
出勤前と寝る前の1日2回ダビングを仕掛けるパターンでやってきたので,中身を見ることはほとんどありませんでしたが,2003年から2004年にかけて小津安二郎生誕100年で放送された小津映画が相当数あることに気づきました。
当時は何となく価値があるものと思って録画していたのですが,いま見ると,画面の構図などおかしくてしょうがない場面が多々ありました。年を取ったということなのでしょう。
2019年はあまり生産的なことができませんでしたが,数年分のデジカメデータの整理など,いくつかの整理ができた年でした。来年は新しいことにも取り組んでいけたらと思います。