北海道150年、松浦武四郎生誕200年の記念すべき年を迎えるにあたり、一道民としてぜひ参加しておきたかったイベントです。
定員500名で申し込み不要だったのですが、何と満員で開場早々から立ち見になってしまいました。
松浦武四郎が三重県でどの程度の認知度があるのかというのも一つの興味だったのですが、正直これほど慕われているというのは想定外でした。
来賓は北海道の窪田副知事、北海道アイヌ協会の加藤理事長、テッシ・オ・ペッ賑わい創出協議会会長の加藤名寄市長、北海道命名之地がある音威子府村の佐近村長、その後、三重県鈴木知事、地元選出国会議員と続いていました。
それぞれの立場で松浦武四郎をどう見ているかがよくわかる祝辞を聞くことができたと思います。
その後、子孫への花束贈呈、劇、トークセッション、合唱と続きました。ここでもやはり北海道よりも厚い層で、官ではなく民としての武四郎に非常に熱い思いが注がれていることを知りました。
みな、武四郎さん、武四郎先生、武四郎エカシなどと敬称で呼んでいることも印象的でした。
北海道では知名度こそあれ、こうした武四郎の郷里の人たちの思いをまったく受け止められていないように思います。
北海道でもまずは松浦武四郎の功績を史実として知るとともに、歴史上の人物としてだけではなく、その魂を心の中に蘇られていかなければなりません。
この次、北海道200年、松浦武四郎生誕250年を迎えるとき、私は91歳ですから生きているかどうかわかりませんが、今日の経験を糧にを胸に研鑽を積んでいきたいと思います。
松阪市は初めてですが、街の中に果物屋さんが何軒もあったりして人も良く品のある街に感じました。安さや効率だけを求める街、その日食べれればよいというような街が最近増えてきたような気がしますが、こういう街に出会うとうれしいですね。