このところ11月並みの寒い日が続いていますが,サツマイモはまだ青々としていて,もっと太らせてほしいと言っているようでした。今年は猛暑の予報が嘘のようで,サツマイモにとっては,夏らしい夏がなかったように思います。
といっても,今週はいよいよ霜が降りそうなので,今日掘ってみることにしました。
おそるおそる掘ってみると,意外と大きな芋がついていました。
店で売っているのよりも大きな芋もできていたりして,8株で6.3kgですから1株0.8kg弱の収穫。九州だとこの倍くらいとれるようですが,旭川でもこれだけできれば上出来ではないでしょうか。
追熟させると甘みが増すようですが,小さいのはさっそく畑で採れた他の野菜と一緒にポトフにして食べてみました。想像以上に甘かったです。サツマイモは北海道で作ったほうが甘みは強くなるそうです。
これは,来年も庭が確保できれば作ってみたいですね。
1人で食べるには多いので,あまりあげる人もいないのですが,近所の大叔母に持っていったところとても喜んでくれました。大叔母のお母さん,すなわち私の曾祖母もサツマイモを好んでいたことを思い出しました。
昔,焼き芋ができるように,円筒の炉が設けられた石油ストーブがあって,これからの時期,曾祖母の部屋に行くと,ストーブで焼いたさつまいもをいつもごちそうになっていました。明治の人と穏やかな日々を共にした古き良き思い出です。