2017年10月15日

さつまいも収穫

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このところ11月並みの寒い日が続いていますが,サツマイモはまだ青々としていて,もっと太らせてほしいと言っているようでした。今年は猛暑の予報が嘘のようで,サツマイモにとっては,夏らしい夏がなかったように思います。
といっても,今週はいよいよ霜が降りそうなので,今日掘ってみることにしました。
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おそるおそる掘ってみると,意外と大きな芋がついていました。
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店で売っているのよりも大きな芋もできていたりして,8株で6.3kgですから1株0.8kg弱の収穫。九州だとこの倍くらいとれるようですが,旭川でもこれだけできれば上出来ではないでしょうか。
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追熟させると甘みが増すようですが,小さいのはさっそく畑で採れた他の野菜と一緒にポトフにして食べてみました。想像以上に甘かったです。サツマイモは北海道で作ったほうが甘みは強くなるそうです。
これは,来年も庭が確保できれば作ってみたいですね。

1人で食べるには多いので,あまりあげる人もいないのですが,近所の大叔母に持っていったところとても喜んでくれました。大叔母のお母さん,すなわち私の曾祖母もサツマイモを好んでいたことを思い出しました。
昔,焼き芋ができるように,円筒の炉が設けられた石油ストーブがあって,これからの時期,曾祖母の部屋に行くと,ストーブで焼いたさつまいもをいつもごちそうになっていました。明治の人と穏やかな日々を共にした古き良き思い出です。
posted by onitoge at 22:35| Comment(0) | 日記

2017年10月14日

英語力

今日は北海道大学名和総長の講演会「世界的課題解決に貢献する国立大学の使命〜北海道大学の挑戦〜」を聞いてきました。
名和先生は出身学科の先生なのでなじみがありますが,こういう大きなテーマでの話を聞くのは初めてでした。
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講演の後,熱心な学生さんとの質疑応答がありましたが,20年程前に,同じく工学部長から総長になられた当時の丹保総長が,今日のような講演会でやはり学生とやりとりしていたのを思い出し,その内容に時代の流れを感じました。
あのとき丹保先生は学生に対して素養の大切さを訴えていたのが印象に残っていますが,今日の名和先生は,英語力の向上,特に若い先生方に英語力を求めたいと強調していました。

いまは内向きの時代ですから,とにもかくにも留学して英語を身につけよと叱咤しなければならないのはわかるのですが,日本語も英語もできる人ばかりの世界というのは,おもしろくない世界になるように思います。
コンピュータが,コンピュータができる人ばかりに扱われていた時代,コンピュータの世界は実におもしろくない世界でした。それが,20年程前,コンピュータができない人もコンピュータの世界に入ってきたとき,インターネットの中がとても魅力的になったのを思い出します。
人間の能力には限界がありますから,英語ができて,論文を書くことに長けた先生ばかりを集めていては,結局全体としてたいした研究はできないのではないかと危惧します。何でもできる先生もいるでしょうが,やはり数としては少ないのではないでしょうか。

AIによって言語の障壁がなくなる時代が目前に迫っている中で,なにをすべきかという議論がもっとあっていいように思います。
posted by onitoge at 22:44| Comment(2) | 日記

2017年10月10日

造園学会講演

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10月7日,日本造園学会北海道支部の大会で,滝上の陽殖園の高橋武市さんの講演会があるというので行って来ました。陽殖園は2年前に北の造園遺産に認定されたとのことです。
造園遺産の審査員の人たちは,推薦した先生以外は陽殖園のことを知らないという体たらくでしたが,次元がまったく異なるのでそれでよいのだという気もします。
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講演会は市民の人たちで大盛況。1時間半にわたり,たっぷりとお話を聞けました。
ただ,高橋さんの人柄であるとか,園そのものも魅力的なのですが,技術的な面にもっと注目すべきではないかと思うのです。高橋さんは,花がそこにいたいと思うところに置けばよい,花も心得ていて負けそうになったら花が頑張る,というような表現をしますが,まったく及びもつきません。このすごさは,庭で花を作っている人でないとわからないでしょうね。
陽殖園の将来については,誰かに渡して農薬をかけられて生き物たちが死んでしまうくらいなら,自分の代で終わらしたほうが良いだろうとのこと。何とも悲しい世の中です。
100やって1できれば良いというような人が出てくれば考え直すとのことでしたが,何とかそういう人が現れること切に願います。
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正直言えば,私も花に農薬を使うことはたまにあります。葉牡丹は今年青虫がひどく,薬をかけました。
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薬をかけなかった,実家の葉牡丹はこのありさま。完全に葉がたべられて,もうだめかと思ったら,新しい葉が出て復活してきました。
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野菜は,農薬を使わなくても大概大丈夫です。ダメなのは,キャベツとオクラ。これはあきらめてます。
今年も紅葉の時期となり,トマト,ピーマンの類は大方終わりです。これから雪が降るまでは根菜と葉物が楽しめます。ネギも店で売ってるのより太くなりました。
リーキは軟腐病のような症状が出ています。調べてみると北海道では必ず出るものらしいです。軽症なら食べられますが,来年はないですね。
posted by onitoge at 00:08| Comment(0) | 日記