そばの乾麺といっても,食料品店で売っている乾麺のほとんどが,そばより小麦粉の比率が大きいものです。それでも,きちんとした店であれば,たいてい十割そばの乾麺を1種類は置いてあります。
5割や8割でも十分,そのほうが作るのに無理もないという意見もあるでしょうが,主食として本気でそばを食べるのなら,十割に限ると思うのです。最近,少しずつ十割そばの乾麺の種類も増えてきたように思います。
旭川近郊で探すと,これらの十割そばの乾麺が見つかります。価格は300円〜600円程度。それぞれゆで時間の指定が異なっていて,そばも違った特徴があります。左から順にみていくと,
・元祖十割そば(山本食品)6分ゆで,2分むらし:旭川近郊ではダイイチで扱っています。
・滝沢更科十割そば(滝沢食品)3分ゆで,2分むらし:ホクレンショップとイオンで扱い。西武なき後,現在毎日食べてるのはこれです
・国産の十割そば(山本食品)5分ゆで,1分むらし:コープさっぽろ,北野エースで販売
・丸々ながの県産十割そば(山本食品)5分ゆで,1分むらし:北野エースで最近登場
・信州戸隠の本十割そば(信州戸隠そば)4分ゆで,2分むらし:旧西武旭川店,北見パラボで扱い。私としてはいちばんおいしいと思います。1年前西武が閉店するまで,もっぱらこれでした。
・幌加内十割そば白銀の郷(ほろかない)6分〜6分半ゆで:山本食品系の淡泊な食感と対照的に,ずっしりとした食感です。
十割そばには何もつけません。かつお節を削ってぱらぱらとふりかける程度です。そば自体に濃厚な甘みがあるので,そばつゆは不要です。基本的に,これだけで朝食には十分なのですが,今の時期は,庭で採れたものを添えます。ピーマンやナスはそばに合うか微妙ですが,オレンジ系のミニトマトは,そばにとてもよく合います。蕎麦湯が採れるのも十割そばならではです。