2016年04月04日

3月で消えたもの

少し時間が空いてしまいましたが,北海道ではこの3月で8つのJRが廃止されました。廃止はさびしいことですが,最終日にはそれぞれの駅で盛大なイベントが開かれたようで,15年前の奥白滝,天幕,中越,芦川,上雄信内,下中川の各駅廃止のときのことを思うと,どんなに幸せなことかと思います。
20011117171337.JPG
今日は,廃止された駅の1つ,旧白滝駅が移設,保存される予定であるとのニュースがありました。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0255182.html
文化財でもないものを保存する価値があるのかという人もいますが,こういう地域の人たちの思い入れのあるものを残そうという動きがあるのはとてもうれしいことです。

20160203094933.JPG
キヨスクも閉店が相次ぎました。厚岸と根室が昨秋に閉店,今年に入ってから深川,幌向,網走,滝川が閉店したとのことです。時代の流れとはいえ,コンビニがなかった時代に,年中無休の売店として果たしてきた役割を思うと,大変切ない思いがします。

いくつかのキヨスクとともに,2つの新聞「週刊将棋」「花新聞ほっかいどう」が3月で廃刊となりました。どちらも,私はあまり縁がありませんでしたが,花新聞は気になる存在ではありました。
P1400680.JPG
花新聞は2000年創刊。最終号の巻頭特集には「当時の様子を振り返ると,パンジーなど比較的育てやすい花が人気の中心で,寄せ植えに初挑戦したり,カラフルな一年草や憧れのバラをたくさん使って華やかに装った庭が多くありました」「この15年で,北海道の個人宅の庭は驚くほど洗練されてきました。(中略)最近では,ローメンテナンスや農薬を使わないオーガニックにこだわる人も」とありました。
私が就職した2001年,フラワーマスター関連の事業に若干携わったことがあって,当時のことを覚えていますが,まさにここに書かれてあるとおりの15年間の変化だったと思います。一つの時代が終わったという感があります。

ただ,花新聞はターゲットを絞り込みすぎているところがあって,あくまでもある特定の層にとっての一時代が過ぎたということでしかありません。ターゲットは恐らく当時比較的時間に余裕があった主婦であったろうと思いますが,時代がだんだんと余裕を許さなくなった中で,悪く言えば手抜きであるオーガニックやイングリッシュガーデンに向かい,ついに終焉を迎えたというように見ています。
今後は,生涯独身の男性であるとか,担い手の層を広げながら,やはり時代は美しいものを求めてますます花に向かわざるを得ないのではないかと思います。住宅地の高齢化が進み,庭の荒廃が急激に進んでいますが,空き家の活用は難しくても,空いた庭の活用はこれから進んでいくのではないかと期待しています。


posted by onitoge at 22:26| Comment(2) | 日記