
2006年5月24日,上富良野町開拓記念館前での泥流被災80周年追悼式会場。岡田弘先生もご家族で参列されていて,小学校のとき先生の講演を聞いたことなどお話させていただきました。

同日,町武道館で行われた三浦光世さんの講演会「人生の苦難と幸福」。小説『泥流地帯』は,かなり三浦光世さんの思いも込められていることなどお聞きしました。

2006年5月20日〜28日,上富良野町郷土館と公民館大ホール・第3研修室の3会場を使って行われた「十勝岳大噴火泥流災害80周年回顧展」。

2006年6月6日〜8月27日,スガノ農機の博物館土の館に会場を移して行われた回顧展。

回顧展初日の6月6日には土の館で十勝岳泥流災害80周年「被災・復興を語る回顧の集い」も開催されました。
被災者の方も80歳代,90歳代でまだまだお元気。この集いには行けなかったのですが,ホームページの縁で記録DVDを提供してもらうことができました。当時,90周年のときもまだみなさんお元気なのではと話していたのが思い出されます。
今年の90周年の記念行事は次のようになっています。
・4月26日 18時〜 小説『泥流地帯』講演会 講師;森下辰衛氏 会場:上富良野町かみん
(行けませんでした。残念)
・5月1日〜6月29日 特別展 小説『泥流地帯』生きる,をつなぐ 会場:後藤純男美術館
・5月15日 12時〜 第1回ジオフェス 十勝岳大正噴火90年の歩み地球の息吹と災害,そして復興へ 会場:上富良野町公民館,郷土館
・5月22日 8時〜 フットパス「泥流地帯の道」を歩く
・5月22日 18時〜 朗読会小説の舞台十勝岳で『泥流地帯』を読む 会場:後藤純男美術館
・5月24日 16時〜 追悼式典 会場:上富良野町開拓記念館
・5月24日 16時15分〜 防災無線による向山上富良野町長メッセージ放送
・7月1日〜8月31日 特別展 小説『泥流地帯』生きる,をつなぐ 会場:上富良野町かみん
・9月1日〜10月31日 特別展 小説『泥流地帯』生きる,をつなぐ 会場:土の館
大正15年の爆発当時,村長吉田貞次郎は41歳,私の曽祖父は34歳で村議をしていました。同じ三重団体出身どうしで,復旧に奔走したものと思いますが,結局曽祖父は見切りをつけて十勝に移住をしました。既に隠居していた親2人に子供も4人いる中での苦渋の決断だったのだと思います。そのときいた子供の1人である大叔母はまだ健在で,泥流のことも良く覚えていて語ってくれます。大正泥流はまだまだ過去のことではありません。