2016年03月09日

今年の札幌黄

そろそろたまねぎの種を播かないといけません。
ところが,近くの種屋さんに行ったところ,毎年「札幌黄」の種を売っていたはずなのに,今年はありません。不審に思って尋ねると,採種農家が自給分だけで手一杯で,外に供給するのをやめたので,販売は昨年までで終わりで,今後もう売ることはないとのことでした。
どうもおかしな話だと思ったので,ホームセンターにも行ってみると,こちらは丁寧に「『札幌黄』の種は不作により今春の入荷はありません」と掲示がありました。今年限りのことだとよいのですが。
この2,3年「札幌黄」は引く手あまたのようで,西武の野菜売り場でも以前はよく売っていたのに,この冬は1度も見かけませんでした。
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たまねぎの種は寿命が短いそうなので若干発芽率が落ちるかもしれませんが,昨年の残り種と,札幌黄系F1たまねぎ「北の大地」を半々で播いてみます。「北の大地」は大手のタキイ種苗から出ているF1種ですが,インターネットで調べてもまったく情報が出てきません。
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人参は札幌太人参にこだわりたいですが,いま札幌太を名乗って売られている種は,本来の札幌太ではないという話は本当のような気がしています。それで,今年は山内一尺人参の種を取り寄せてみました。昭和20年代に秋田県の横手市で札幌太人参の優良系統から選抜された固定種とのことです。これもいったん絶滅しかけたそうなので本来の山内人参かはわかりません。

札幌黄,札幌太は実際食べて良いものだからこだわっているのですが,最近,固定種が良くてF1はだめという風潮もどうかと思っています。F1の中にも,食味は上々ながらも,流通上の欠陥があるなどで絶滅しつつある種があり,そうした種を大事に守っている各地方の種屋さんの存在は重要なはずです。
posted by onitoge at 23:29| Comment(0) | 日記