今月末で閉店する,富良野市の金星ストアーに行ってきました。閉店セールも始まっており,結構な人で賑わっていました。
比較的珍しいものとしては,Gぺん,さじペンなど,ペン先が箱単位でストックされていました。写真左の二股に割れたペン先は,線路の二重線を書くためのもので,同様のペン先はイギリス製のものが普及していて重宝していますが,これは「鉄道ペン」と銘打たれた日本製のものです。鉄道ペンというのがあるのは聞いたことがありましたが,実物を見たのは初めてでした。
写真右のラウンドペンは,広幅の線を描くもので,珍しいものではありませんが,1号から6号まで箱入りで揃っていました。カラス口は製図ペンにとってかわられましたが,これらの特殊なペン先は現在も他に機能を代替するものがなく,なくなっては困るのですが,最近売っている店がどんどん減っています。とりあえず,自分用には死ぬまで間に合う程度にストックしてあります。
シャープペンシルの芯も,製造中止品が各種あり,コクヨ製の芯が珍しかったので買っておきました。シャープペンシルの芯はHBなどの規格が同じでも,メーカーによって書き心地がかなり異なるのをご存知でしょうか。私はもっぱら,ロットリングとスタビロの芯を使っています。特にロットリング製は,書き心地で他社を圧倒していると思うのですが,売っている店が少なく今後を懸念しています。
それから,謎の文具がこれ。店の人に聞くと,フィルムに書いた文字を消すためのグラスファイバー製のブラシで,以前は結構使われていたそうですが,インターネットで調べても情報が出てきません。ご存知の方がいましたらご教示ください。
パイロットのルーズリーフも,2種類のみ販売されていました。
あと地形図もあり,近郊の分は最新版がびしっと揃っていましたが,底のほうには昭和40年代,50年代の図幅がいくつかありました。
おもちゃも扱っているので,年代物のボードゲーム類も,趣味の方には見ごたえがあるかもしれません。
老舗の閉店は寂しいことですが,長い間お世話になりました。