2014年10月19日

パンジー仮植え

天気が良すぎるくらいの週末でした。
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初氷もありましたので,昨日庭を片付け,8月からベランダで苗を作っていたパンジーを仮植えしました。晩秋の庭仕事は,春と違ってあまり楽しいものではありませんが,こうして来年咲く花を植えると,明日があるかどうかわからない毎日の中でも,自分が来年もまた生きようとしていることに気が付きます。もっとも子供がいる人などは,そんなことをいちいち思ったりしないのかもしれません。
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ダメでもともとと思って植えた球根ベゴニアがどうなったか,一応報告しておくと,南向きの花壇でも枯れはしませんでした。花もそれなりに咲きました。しかし,ほとんど成長はしませんでした。
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大麦が今になって一株だけ穂を出しました。実らないまま冬を迎えることでしょう。合わない土地に種を播いてしまって,大麦には申し訳ないことをしました。
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2014年10月15日

鬼峠 点の記

基準点の設置,測量記録である「点の記」の謄本が,割と容易に入手できることを,いまさらながらに知り,鬼峠近辺の三角点の点の記を取り寄せてみました。
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国土地理院のホームページで閲覧もできるのですが,更新されている場合は最新版しか閲覧できないので,設置当初のものを求めました。付近の三角点はおおむね大正4年に一斉に選点,測量がされています。
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鬼峠近傍の三角点は,「新入峠」という名称で,大正4年に設置されていることはわかっていたのですが,点の記によって新たにわかったのは,その当時,鬼峠自体を測量隊は新入峠と称していたらしいこと。
5万分の1地形図の初版刊行は大正8年で,その時点では鬼峠の名がついており,おそらく測量後の役場からの聞き取りなどにより地図に峠の名が記されたものと思いますが,そのあたりの経緯はまったくわかりません。

一方で,同じく大正4年に,金山峠付近で「鬼ノ沢」という三角点が設置されています。
鬼峠は尾根峠の転訛ではないかとの俗説がありますが,今年の鬼峠フォーラムで,尾根峠があったとすれば,谷を登る峠もなければおかしいという指摘がありました。「鬼ノ沢」という地名もあったということで,やはり鬼峠ははじめから鬼峠だったのだろうという印象を強くしました。

その他,清風山(セイフウザン)信号場の清風山にキヨカゼヤマ,占冠(シムカップ)にシメカップと読み仮名が振られているのも興味深いです。赤岩南方の三千尺という三角点の名称も,だれが考えたのか妙です。
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2014年10月05日

そば収穫

本格的な秋を迎えています。
トマト,ナスなどはまだ細々と収穫が続いていますが,もうそろそろ終わりになりそうです。
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昨日,ソバを刈り取りました。この3年ほど毎日主食として食べているそばが,1食あたりどのくらいの株数に相当するのかイメージをつかみたくて,今年初めて作ったものです。ベランダにしばらく干した後,脱穀してみます。
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トウガラシも赤色が濃くなってきました。しかし,試しに1つ食べてみたのですが,どうにもならないくらい辛く,こんなにたくさん採れてどうしようかと思っています。
中辛とされていますが,「辛みが強い」とされている札幌大長なんばんよりも格段に辛いです。気候のせいかもしれません。
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このトウガラシは八房唐辛子といって,江戸時代に七味唐辛子の原料として大量に栽培された品種だそうです。固定種で有名な「野口のタネ」の絵袋を池袋の「ジュンク堂種店」で購入したものです。
このときもう一つ,「じねん堂のたね」から大麦を購入したのですが,こちらは結局穂が出ないままに終わりました。
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本当はこのようなふさふさの穂が出るはずだったのですが。北海道向けの品種ではなかったようです。
考えてみると,わざわざ北海道から遠く離れた土地で在来種の種を求めるというのは本末転倒で,北海道の種屋さんでも,実はけっこう北海道の在来種の種を売っています。有名な札幌黄たまねぎ,八列とうもろこしのほか,札幌太人参,札幌大長なんばんに,豆は数えきれないくらい。こういう種をやはり大事にしたいですね。
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