まずは麓郷白鳥川の小水力発電用水車。今週から正式に一般公開されるようになったらしいのですが,拾って来た家の脇に130メートルほどの散策路が整備され,対岸から水車を見れるようになっていました。
そしてニニウへ。今年のアートキャンプの成果品である「鬼峠ベンチ」を見てきました。制作者の柄澤さんのワークショップに参加したこともあるのですが,どんな思いで作ったのかお聞きする機会を逃したのは惜しまれます。
ニニウでは,サイクリングターミナルと学校の解体工事が始まっていました。工期は12月10日までで,まだ大部分が残っていましたが,おそらく今日が見納めでしょう。長い間,いろいろな思い出をどうもありがとうございました。
先週南富良野で大停電をもたらした季節外れの豪雪ですが,林道鬼峠線の入り口も倒木で大変なことになっていました。占冠で停電になったのは湯の沢温泉だけとのこと。支配人の細谷さんは当日停電を予期して,取れるべき対策をとったとのことですが,山の中の一軒宿での停電の一部終始を聞くに,深く考えさせられるものがありました。
今日のメインの目的は,この地域資源フォーラム「占冠活動報告ひろば」です。村では,北大,酪農学園大と連携協定を結び,さまざまな取り組みが行われていますが,それらの現状を村民に知ってもらおうという趣旨の集いです。
事例報告1「占冠村の自然を活かした観光と環境科学研究」
講師:北大環境科学院教授 山中康裕氏,星野リゾート・トマム代表取締役総支配人 佐藤大介氏
事例報告2「エゾシカの管理と食育の推進」
講師:酪農学園教授 吉田剛司氏,森のかりうど代表取締役 高橋勝美氏
事例報告3「森林資源の再活用にむけた薪ボイラーの取り組みと可能性」
講師:北大サスティナビリティ学教育研究センター特任准教授 辻宣行氏,湯の沢温泉森の四季支配人 細谷誠氏
ということで,地域のリーダーとサポートしている先生のペアでの報告と,会場との討論が行われました。大変意義深い会だったと思います。特に,トマムの佐藤総支配人のお話は,魅力的でした。
ただ新しい動きがどんどん出てきていますが,それだけに何でもない変わらないものを大切にすることも大事だと改めて思いました。
道の駅でエゾ鹿ジンギスカンを購入しました。200グラム入りという一人で食べるにはちょうど良い量のパックがありました。ほかにカレーなど,鹿肉の商品化も進んできているようです。
昨日収穫したピーマンとナンバンを入れていただきました。まったく脂身や筋のない特上のジンギスカンでした。天然の肉をこうしていただけるのは何とも幸せなことです。