旭川エスタが本日をもって閉店しました。昭和57年10月の開業で,工事中や開店したときのこともはっきりと覚えています。旭川駅前の大型店の中では唯一開店当時から知っている店で,まだまだ新しいと思っていたのに,30年という時のたつ早さに驚くとともに,一つの時代が終わったような寂しさを感じます。
閉店に際していろいろな企画をやっていました。私も数々の閉店を見てきましたが,これほど力の入った閉店の迎え方をしている店は初めて見ました。各店舗の閉店セールも,丸井今井のときのようなガラクタを売っているというようなことはなく,通常の夏バーゲンの質を最後まで維持していました。
COMMECA STORE ASAHIKAWA "10years history museum"と題したショーウィンドウ。力作です。ぜひ写真を拡大して見てください。
4階には旭山動物園の資料展示がありました。これはどこかに移設してほしいものです。
19時から雨天のため店舗1階で行われたサンクスコンサート。最後は来店者にも蛍の光の歌詞カードが配られ,バイオリンとピアノの演奏で歌ったのは感動的でした。
最後は店員さんがずらりと並んで見送ってくれました。旭川エスタはもともとターゲットがかなり若いのですが,店員さんも概して若いです。それでもエスタへの愛着,その最後に立ち会えた誇りのようなものも感じられましたし,閉店はさびしいことですが,既に明日の夢を見ているような目の輝きを感じました。
20時過ぎ,正面玄関での最後のお別れ。
今日18時から先着300名にお菓子が当たったのですが,ずいぶんと豪華なものでした。結局全部ははけてなかったように思います。
30年という短い間でしたが,いろいろな思い出をどうもありがとうございました。