2012年04月30日

止別駅

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帰りは,川湯温泉10時36分発の快速しれとこに乗車。この列車は,網走駅で特急に接続しないので,止別駅で途中下車し,昼食としました。止別駅の食堂「えきばしゃ」も,12時前だというのに,店の外で待つ人がいるほどの人気でした。
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ここの名物は白髪ねぎがのったツーラーメンだということは知っていたのですが,注文するときに,今時期ネギは旬じゃないだろうとまた余計なことが頭をかすめて,とっさに味噌ラーメンを注文してしまいました。これも素朴でしっかりした味で,地元の人に人気があるというのはうなずけます。
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食事後,列車まで少し時間があったので,駅裏手の海岸に出てみました。遮断機のない踏切を渡って,砂丘を越えると,だれもいないきれいな砂浜がありました。
posted by onitoge at 23:19| Comment(2) | 日記

天然クレヨン

今朝,川湯のエコミュージアムセンターに立ち寄ると,阿寒観光ポスター展が開催されていました。
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左は今年1月に亡くなった佐々木栄松画伯による昭和9年のポスター。右は有名ですが,栗谷川健一氏の画。栗谷川氏も今月「北海道をデザインした男」として新書が発刊されて話題になっています。
知りませんでしたが,阿寒のポスターは戦後しばらくまで,ほとんどこの両人どちらかが手掛けていたようです。このような,いかにも北海道いう絵を描く画家さんがいなくなったのは惜しまれます。
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川湯温泉からつつじヶ原遊歩道〜青葉トンネルを経て川湯温泉駅へ。紅葉が残るつつじヶ原や,福寿草の群落は見事でした。
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花・花(ぱなぱな)というパン屋さん。いつも売り切れているのですが,今朝ようやくパンにありつけました。
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素朴でとてもおいしいパンでした。こういうパン屋さんがもっと身近にあってくれたらよいのにと思います。
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それと,これはヒットすると思うのですが,一昨日の新聞にも載っていた,草や木など天然素材で作ったクレヨンを売っていました。工房は標茶の虹別にあって,5月5日にオープンするそうです。
http://www.tuna-kai.com/
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ぱなぱなさんの向かいには,森のホールというカフェがオープンしていました。女性スタッフばかりが10人くらいパンやケーキ作りにいそしんでいて,かなり人気があるようです。ここはケーキの種類がすごかったです。
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甘いものは最近控えてるので,チャイをいただきました。
川湯温泉も古いものがさびれゆく一方,新たなものができるのは好ましいことと思います。
posted by onitoge at 23:04| Comment(0) | 日記

北浜駅・川湯温泉

いつか時間ができたら,川湯温泉を訪れるためだけに汽車に乗って出かけたい,と思いつつ何年もたってしまいましたが,ついに実現しました。

昨日のオホーツク1号で旭川を発車。乗り換えの釧網線は斜里止まりなので北浜で途中下車して昼食をとりました。先を急ぐときには不便なダイヤも,先を急がなければ実によくできたダイヤです。
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北浜駅は学生のとき以来,何度も訪れたことがありますが,食事は初めてです。海とホームが見えるこの場所でこの店の料理を味わうのに,まだまだ私は人生の経験が足りないという気がしていましたが,この年になり,ようやくここで食事をしてみたいという気持ちになりました。
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店内には客車の座席が並んでおり,ほたてカレーは大変おいしいものでした。
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夕刻,旭川から8時間ほどかけて川湯温泉到着。2年ぶりですが,お土産屋さんは元気に営業していました。私も,全国各地の温泉地のお土産屋さんはかなり見て回ったつもりですが,川湯温泉のお土産屋さんのレベルは圧倒的に高いです。
ただ,木工芸品などは,いわゆるお土産品ではなく,「本物」を売っているのですが,店に入るなり「安くするよ」を連発されるのにはまいります。どうしてそんなに安くするのかと尋ねると,「阿寒湖などはお客さんが何倍もたくさん来るから高くても売れる。うちはお客さんが少ないから安くしないと売れない」
とのこと。それだと疲弊するばかりだと思います。まがい物ではない本物を売っているのですから,もっと自信を持った売り方をしたほうが良いのではと思います。
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木彫りのふくろうなどたくさんあっても困るので何を買おうかと思っていたところ,いい茶筒がありました。エンジュ,イチイ,埋もれ木などいろいろな銘木で作った茶筒が店頭に何十本と並んでいて圧巻でした。中蓋まで1本の木をくり抜いて作った茶筒です。木は地元のものだそうです。いまは木彫りをしようにも,木が手に入りませんが,川湯のお土産さんは銘木を調達するルートを持っているらしく,原木を彫師さんに提供して彫ってもらうという形をとっているので安くできるという事情はあるようです。
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夜はあっさりしたものを食べたかったのですが,「当店自慢」の文字につられて,三三五五という店で「どでかザンギ定食」を注文。量は多いですが後味のすっきりしたザンギでした。川湯温泉も探してみれば,けっこういい食事屋さんがあるものです。
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宿は川湯ホテルプラザ改め欣喜湯。ここに宿泊するのは3回目です。川湯温泉はどこの宿でも温泉は間違いなく良いのですが,ここの宿が最も,お湯と真面目に向き合っている気がします。
posted by onitoge at 22:36| Comment(1) | 日記