旭川冨貴堂の文具館が今月末で閉店するとのことで,今日出張帰りに寄ってきました。6月15日から6月30日まで,50%OFFの閉店セールを実施中です。

文具館は私が高校2年のときにオープンし,よく利用させてもらいました。書店のほうは,東京や札幌で言えば場末の本屋のレベルでまったくみすぼらしいものでしたが,文具館は銀座の伊東屋や札幌の大丸藤井セントラルと比べてもさほどの遜色がないほど充実していました。

冨貴堂の文具館がなくなると,近場で大きな文具屋は,コーチャンフォーか西武のLOFTということになりますが,それらで冨貴堂文具館の代替ができるということにはならないと思います。釧路にいたときも,コーチャンフォーにはなくて中山茶紙店にあった文具がけっこうありましたし,本格的な文房具店がやはり街に一つあってほしいものです。
ただ,コンピューターが家庭やオフィスに普及して,文房具の存在意義が薄れてきたのも事実だと思います。先日,久々にトレーシングペーパーを敷いて図面を描こうと思ったら,製図ペンのほとんどがインクが出なくなってしまっていて焦りました。

紙も,以前は冨貴堂オリジナルの更西洋紙(わら半紙),中質西洋紙などを扱っていました。これらは鉛筆を使ったときの書き心地が素晴らしく良く,試験勉強などに重宝しました。今は味気のない上質紙や,筆記性にはまったく配慮のされていないコピー用紙ばかりになってしまったのも寂しいことです。
今日はこのあとフィール旭川にも行きましたが,その話はまたあらためて書くことにします。
posted by onitoge at 00:59|
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日記