2019年03月17日

鬼峠ミーティング2019

昨日鬼峠ミーティング終わりました。今回は、峠越えをとりやめ、少人数で議論を深めようという趣旨で企画し、大変有意義な会になったと思います。

■ニニウワークショップ
・旧T.A.邸でニニウの井戸事情を聞く。
・旧S.A.邸見学。
・ニニウ神社雪下ろし。
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↑馬頭観音堂見学。屋根は一斗缶を再利用して葺いたそう。馬頭観音は石造ではなく板書き。当時のニニウ青年会による手作りです。ニニウ神社、馬頭観音とも、元は駅逓向かいにあり、昭和30年ごろに現在の別々の場所に移されたこと、ニニウ神社の祠の手前に建っていた上屋は、パンケニニウの石綿鉱山にあった建物の廃材を利用して建てられたことを初めて聞きました。
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↑キャンプ場の先にある水神跡の見学。川に突き出たこの大きな岩の上にかつてはお堂があったそうです。

ニニウはあちらこちらに羊の牧場ができ、新たに通いで畑を始める人も出てきて、思わぬ発展を遂げています。

■討論
「夏に鬼峠を越えるには」「ニニウ民俗誌とりまとめの可能性」という2つのテーマに沿って、それぞれ30分少々意見交換しました。いずれも3年くらい前から出ていた話ですが、今回、それぞれ一段階前進できたように思います。
夏の鬼峠越えは、ツアー化やトレッキングコースとしての設定の可能性も見据え(まだ空想の段階ですが)、まずは雪解け後に調査する方向です。
ニニウ民俗誌は、作成のためにいちばん必要なのは、スケジュール管理をしてくれる人だという指摘があり、目からうろこが落ちました。みんなすごく忙しい中ですが、こういうものができるとよいというイメージが少し共有されてきたかと思いますので、できるところからでも着手していければと思います。
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■鬼峠交流会
名物「占冠おでん」、恒例の「森のかりうど」さんの鹿汁、道の駅「一恵」さんの新メニュー「エゾ鹿ひき肉みそ」のおにぎりをメインに、天然行者ニンニク、ニニウ産のゆり根など持ち寄りの素晴らしいご馳走でした。
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posted by onitoge at 23:18| Comment(0) | 日記

2019年02月18日

鬼峠フォーラムのこと

例年3月に開催している鬼峠フォーラムですが、今年は3/16-17に「鬼峠ミーティング」として、夏開催の可能性など今後の展開に関する話し合いをメインに開催することになりました。鬼峠を越えるかどうかは未定、有志の集いとして行う方向で企画しています。
昨年案内が届いている方には近日ご案内できるかと思いますが、もし興味のある方がいましたら、ホームページ記載のメールアドレス宛にご連絡ください。

(2019年3月4日追記)
内容が固まりました。

3月16日(土)
13:30 道の駅「自然体感しむかっぷ」集合
    各自ニニウへ移動
14:00〜15:00 ニニウワークショップ
    ・ニニウ神社雪下ろし
    ・水神跡(キャンプ場の先)見学 ほか
16:00〜17:50 討論(占冠村コミュニティプラザ)
    ・夏に鬼峠を越えるには
    ・ニニウ民俗誌とりまとめの可能性
18:00〜20:30 鬼峠交流会(占冠村コミュニティプラザ)

参加は事前申し込みをお願いしています。関係の方に先ほどメールしましたが、届いていない方で興味がありましたら、ホームページ記載のメールアドレス宛にご連絡ください。
posted by onitoge at 23:07| Comment(0) | 日記

2019年02月11日

北海タイムス物語

2年前に刊行された『北海タイムス物語』(増田俊也著、新潮社刊)が、今日からNHK-FMの青春アドベンチャーでラジオドラマとして放送されるそうです(月〜金、21:15〜、全10回)。
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北海タイムスは20年ほど前に廃刊となった北海道の日刊紙で、今では覚えている人も少なくなっているのを寂しく思いますが、特に富良野沿線などでは北海道新聞に十分対抗しうるシェアがあり、道新:タイムス=2:1くらいの比率だったはずです。私の家でも祖父はタイムス、父は道新と読み分けしていました。
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いまでこそ道新は電子版で地域面を全部読めるようになりましたが、つい最近まで道新では自分の住んでいる地域以外の北海道の記事が著しく少ないという欠点がありました。
その点、タイムスは晩年ですが、地域面に全道分8面を割いていた時期があり、新聞を取るならタイムスだと思っていたところ、1998年9月に廃刊となりました。当時、北海タイムスを置いているコンビニや売店もほとんどなくなっていて、最終号を地下鉄大通駅の売店まで買いに行ってNHKにインタビューされた一人でもあります。大学4年生のときのことでした。
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当日は各テレビ局がタイムスの廃刊をトップニュースにしていたことからも、北海道における影響力の大きさがわかるかと思います。
ただ、かなり無理をして新聞を出しているのだろうなとは常に感じていました。少人数の支局では記事に偏りがあったり、道新との競争意識による強引なスクープで嫌な思いをした人もいるのではないかと思います。当時のピリピリとした雰囲気を思えば、いまの道新一紙体制は実に平和ではあります。
『北海タイムス物語』を読んで、やはりそうだったのかと思うとともに、想像を絶する過酷な職場環境に驚きました。
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一方で、北海道の文化への貢献という意味で、北海タイムスは比類なきものがあったように思います。故・宮内令子氏による『北海道の女』は、この取材記事がなければドラマ「鬼峠」は生まれず、鬼峠フォーラムもなかったわけです。1986年北海タイムス社刊の『北海道秘湯・名湯・露天ぶろ』は、いまに続く温泉ブームの火付け役となった本でした。いずれも私の人生を変えた本と言って差し支えありません。
posted by onitoge at 20:27| Comment(0) | 日記